こんにちは、旦那さんの浮気を解決して、あなたを愛され妻にする「夫の浮気相談室」の金田秀子です。
「旦那の不倫は本気なんです。それでも解決しますか?」
こういうお問い合わせをいただくことが、度々あります。
お答えはこうです。
「大丈夫!解決しますよ」
なぜなら、「夫の浮気相談室」のご相談者の場合、旦那さんが本気の不倫でないケースはほとんどありません。不倫している旦那さんは、家族への責任は感じていても、みんな本気になってしまっているのです。
それでも、多くの方々が卒業しています。年間700件以上の浮気の実例を見てきた私が、「修復をあきらめたほうがいいのではないかな?」と思われる本気の不倫も、ちゃんと解決しています。
「旦那の不倫は本気なので、もう無理」
こんな風にあきらめてしまうのは、ちょっともったいないですよ。あなたができることは沢山あります。それをすべてこなしてから、無理と判断しても遅くはありませんね。
本気の不倫から、仲のいい夫婦になるにはどうしたらいいかを、お話していきます。
本気でない人はいない
本気の浮気とただの浮気の違い
数多くの事例を見てきた私が感じていること、それは旦那さんが本気でも、浮気は解決するということです。まずは、この「本気」という言葉を、少し考えてみましょう。
本気の浮気とただの浮気の違いは何でしょうか?
「一人の人と10年以上続いている浮気」
これは完璧に本気の浮気ですね。
「短期間ではあるけれど、相手に夢中になっている浮気」
これも本気の浮気ですね。
一方、
「コロコロと相手が変わる浮気」
これは一見すると、本気ではないように見えます。しかし、じつはこれも立派な本気の浮気なのです。
なぜ本気と言えるのか、後ほどご一緒に考えましょう。
では、ただの浮気とはどんな浮気なのでしょうか?
「心が伴わない体だけの関係」
これはただの浮気と言っていいでしょう。
「お酒の勢いで間違いを犯してしまって、その相手と2度目はない関係」
これもただの浮気ですね。この場合はただの浮気というより、過ちと言ったほうがいいかもしれません。
では、ただの浮気だったら、問題ではありませんか?心が痛みませんか?そんなことはありませんね。体だけの関係も、お酒の勢いの関係も、やっぱり嫌なものは嫌です。ただ本気の不倫と比べたら、人生における重大さが少し違うのかもしれません。
しかし、それほど重大ではないかもしれませんが、扱い方次第では重大なことになってしまいます。
「ただの浮気」だったのに、妻の対応が適切でないために、本気の不倫に発展したケースがありました。あるいは、浮気でもなんでもないのに、妻が勝手にそう思い込んで、本気の不倫になったケースもありました。
本気の不倫をしている旦那さん
「旦那の不倫は本気なんです。それでも解決しますか?」
この質問をされた方の旦那さんは、おそらく浮気相手に夢中なのでしょう。旦那さんの口から聞いたこともないようなニャンニャン言葉で、ハートマークや絵文字入りのメールを浮気相手に送っています。
家の中でもケータイを肌身離さず持ち歩き、1時間に1回ぐらいラインをやっています。フリータイムはすべて彼女との時間に費やし、家族や自分を全くかまってくれません。家族があるということを忘れて、まさに、本気の恋愛をしていますね。
この恋愛をやめさせるのは相当大変と感じるのは、当然です。「離婚されてしまうかもしれない」と危機感も感じることでしょう。実際に離婚を宣言されたり、離婚届を手渡された人もいました。
でも、そんな状況からでも修復しています。
ある相談者の旦那さんは、15年間も一人の浮気相手との関係を続けていました。15年ともなると、まるで夫婦のような関係になります。会いたくて会いたくてしょうがないとか、会えば胸が高鳴るとか、そんな熱い思いとは違います。
そばにいるのが当たり前の関係です。旦那さんが鼻をぐずぐずさせていたら、浮気相手がティッシュペーパーをさりげなく差し出す。こんな普通の日常生活を穏やかに送ることができる関係です。
浮気相手との生活は、すでに旦那さんの人生の一部になっていました。激しい感情で結ばれているより、生活の一部になっているこんな関係を解消するほうが、より困難のように見えます。
しかし、15年間続いていたこの関係は、3ヶ月で解消され、「これからの人生は、君だけだよ。旅行にいっぱい行こうね」と言われて卒業されました。
相談者の中で、浮気相手が同じ職場の人というケースはかなりあります。同じ職場ということは、職場の他の人にばれたら、自分たちの未来が危ういことぐらい、誰でも想像がつきます。それでも不倫関係を続けるということは、この恋愛にまさに本気としか言いようがありません。
そんなケースでも夫婦関係は修復できるのですよ。大丈夫です!
本気であなたから逃げている
さて問題は、コロコロと相手が変わる浮気。相手がコロコロと変わるところをみると、相手に対して本気ではないように思えます。しかし、これも本気の浮気である可能性は強いのです。
では、どんなところが本気なのでしょうか?それは、あなたとの夫婦関係に本気で嫌気がさして、本気で逃げているということ。表面の部分はフラフラして見えますが、根っこの部分が本気なのです。
新婚当時は、ラブラブだったはず。しかし時がたつにつれて、環境や状況が変わり、夫婦関係は変わっていくものです。生涯仲のいい夫婦は、状況が変わるたびに、お互いの意見の相違を話し合ったり、相手の気持ちに寄り添ったりするものです。
それをせずに、自分がやりたいようにやっていくと、旦那さんは我慢ばかりになってしまいます。これが続いていくと、問題はたいへん根深いものになります。
人間は結婚していても結婚していなくても、「この人、素敵!」「この人、タイプだわ!」こんな感情は沸いてくるものです。
テレビを観ていて佐藤健くんが出てくると、60歳過ぎている私だって、ちょっと胸がときめきます。あなたも、同じ職場にいる、自分のタイプだなと思っている男性が、笑顔で挨拶してくれたら、ときめいちゃったりするのでは?
しかし、だからといってその男性と一線を越えることはしないはずです。
「私は人妻、タイプの男性だからといって一線は越えない」と、自分にちゃんとブレーキをかけることができますのでね。
ブレーキがきかない状態、それが不倫の始まりです。このブレーキの力と夫婦関係の質には、相関関係があります。
夫婦関係が良いと、ブレーキの力は強いです。
夫婦関係が悪いと、ブレーキの力は弱いです。
妻にないがしろにされていたり、自由を奪われていたり、家の居心地が悪かったりすると、ブレーキはグーンと弱まりますね。夫婦関係の質が悪いイコール旦那さんの不倫の本気度が大きいと言えます。
夫婦関係の質が悪いからといって、あなたが悪いと言っているわけではありませんよ。夫婦関係は二人が作るもの。それが悪いということは、二人に原因があります。問題に気づかなかったあなたにも責任がありますし、問題から逃げ出した旦那さんにも責任があります。
旦那さんの不倫とは、これまで二人が作り上げてきた夫婦関係の結果と言えます。不倫を終わらせるのに、旦那さんの問題だけだったら、あなたには何も手の下しようがありませんが、自分の問題と考えれば、あなたができることは沢山あるということです。
「旦那の不倫は本気なんです。それでも解決しますか?」
この質問に、私が「大丈夫!解決しますよ」と自信を持って言えるのは、こういう理由があるからです。
本気の浮気から大逆転
本気の浮気から旦那さんの愛を勝ち取った相談者M子さんのお話を聞いてください。
泣いてばかりでした
私のところに相談にいらしたとき、M子さんは34歳。年下の旦那さんと3年前に結婚し、やりがいのある仕事と収入に恵まれていました。そして、一人目のお子さんを妊娠され、8ヶ月のときでした。あと2ヶ月で生まれます。本来なら幸せの絶頂期のはずですね。
初めての電話相談のとき、M子さんは私の声を聞くなり泣き出してしまいました。こらえていたものが、あふれ出てしまったのですね。それもそのはず、旦那さんからこんなことを言われていたのです。
子どもは生んでもかまわないけど、何も手伝わない。
病院にも会いに行かないし、子どもの世話はしない。
この3ヶ月、旦那さんはM子さんと一切口を利きません。ですので、「病院に行かない、世話はしない」もメールで言ってきたのです。同じ屋根の下にいるのに、コミュニケーションは極力避け、どうしても伝えなければいけないことだけメールで伝えるという状況です。
そんな中でも、旦那さんは毎晩M子さんの作った夕飯を食べました。どんなに遅く帰ってきても食べました。そして、食事が終わるとすぐに自分の部屋に閉じこもってしまいます。
旦那さんは、M子さんの手作りの夕飯が食べたいというわけではなく、これは仕方なくでした。転職に転職を重ねた結果、お給料がどんどん少なくなり、外食をする余裕がなかったのです。
浮気は経済的に余裕がある人がするもの、こんな風潮がありますが、私のところに相談に来る人はそんな人ばかりではありません。たとえ経済的に余裕がなくても、夫婦関係が冷え切っていれば、外に女性を求めてしまうものです。M子さんの場合は、まさにその通りだったわけです。
こんな状況でしたし、さらに初めての出産をすべて一人でしなければならない不安が大きくのしかかり、M子さんが私の声を聞くなり泣き出してしまうのは、当然といえば当然ですね。
旦那さんの本気度が伺えます
じつは、旦那さんの様子やいろいろな状況を伺うと、私の個人的な意見はこうでした。
離婚してM子さん一人でお子さんを育てたほうが幸せになれるのではないか、とね。
なぜなら、M子さんには十分な経済力と芯の強さがありますので、今の旦那さんがいなくても、自力で幸せをつかめると思ったからです。
しかし、私はカウンセラー。
私の意見よりM子さんの気持ちが最優先です。「離婚はしない、赤ちゃんから父親を取り上げてはいけない」という、M子さんの強い思いを受け取りました。そして、これから何をしたらいいかをご一緒に考えていきました。
ただし、この成果は2ヵ月後の出産の時には間に合いませんでした。旦那さんが言っていた通り、M子さんはひとりで病院にいき、ひとりで退院し、ひとりで赤ちゃんを育てました。赤ちゃんと家に戻ると、旦那さんは言葉通り、赤ちゃんを見ても何の反応も示さず、抱きもしません。そのぐらいM子さんと赤ちゃんに対して、心が離れていたのですね。これは、まさに本気で妻から逃げている状況です。
本気の愛情
赤ちゃんが生まれたら名前をつけなくてはいけません。これも、いつものようにメールで、候補を5個知らせて、選んでもらいました。誰の扶養に入れるかもメールで相談しました。
そして、「ボクの扶養に入れる」と返事が来たとき、少し安心したそうです。離婚は考えていないことが伺えます。
それから半年、マニュアルを忠実に実践し、1ヶ月に1回の電話相談をした結果、旦那さんは赤ちゃんをお風呂に入れ、M子さんと話をするようになったのです。さらに1年後、M子さんが目標としていた、新しいマンションを購入して3人が仲良く暮らしているシーンを、まさに手に入れました。
そして先月のことです。M子さんから突然電話をいただきました。それはとってもうれしいご報告でしたよ。二人目の赤ちゃんを妊娠されたのです。
旦那さんの本気度がほんとうに高くて解決は無理、私が「あきらめたほうがいいのでは?」と思わず言ってしまいたいぐらいの状況からでも、こんな風に解決しました。
本気の不倫を終わらせる方法
相手を変えるのではなく相手が自ら変わる
毎晩毎晩浮気相手と会って、この不倫に夢中になっている旦那さんを見ると、悲しくなるものです。15年間もまるで夫婦のように付き合っている相手がいると思うと、自分のこれまでの15年間まで否定して、辛くなるものです。
この悲しい辛い気持ちが強ければ強いほど、相手を責める気持ちも強くなります。正論を吐きたい、制裁を加えたい、そう思うのも当然ですね。
しかし、これをすると一時的に浮気はやめるかもしれませんが、仲のいい夫婦にはなれません。
かといって、旦那さんが自ら変わるのを、待っていてはいけません。
「あなたが変わる」
これが一番簡単ですし、結果が出るのが早いです。電話のたびにしくしく泣いていたM子さんは、ものすごく変わりましたよ。だからこそ、「口をきかない」「赤ちゃんを抱かない」という頑なな旦那さんの心を溶かすことができたのですね。
本気だからこそこちらも本気で修復
M子さんは、もともと、芯のぶれない人でした。誰がどう見ても、離婚したほうが次の幸せがあるように思える状況でした。しかし、夫婦関係を修復すると決めたら、泣きながらでも自分のやるべきことはしっかりとやり続けましたよ。
このやり方で旦那さんの愛を取り戻すと決めたら、他のやり方にぶれてしまうことも決してありませんでした。順調に解決の方向に進まないときは、「このやり方でいいのかしら?」と疑問に思ってしまいがちです。私から、「幸せになるための選択は修復だけではないのよ」と思わず言ってしまったことさえありました。そんな時でも、彼女はぶれませんでした。
そんなM子さんが、浮気解決で一番大切にしていたこと。それは、旦那さんとの未来を常に明確にしていることでした。M子さんは、こんな未来を想像していました。
M子さん一家は新築のタワーマンションに住んでいます。お天気の良い休日に、そのマンションの近くの公園を3人が散歩しています。旦那さんがバギーを押し、M子さんは旦那さんの腕に手を添えています。
こんなほのぼのとした様子を思い描いて、それを手に入れるべく、行動し続けたのです。旦那さんの変化を感じるには、相当時間がかかりましたが、M子さんはあきらめませんでした。
たとえ旦那さんが本気で不倫をしていても解決できます。それは、大勢の卒業生が証明してくれます。
しかし、旦那さんが本気なら、あなたも本気で浮気解決に取り組む必要がありますよ。そのためには、まずは自分の心の軸をしっかりと作り上げてくださいね。
もう一度旦那さんと恋愛をする
浮気解決のためにするべきことは、マニュアル「夫の浮気・解決法」に細かく丁寧に書いてあります。
「痛んだ気持ちをケアする方法」
「やってはいけないこと」
「するべきこと」
「心の軸を作る方法」
今あなたに必要なことは、ほとんど網羅しています。さらに分からないこと、不安なことがあったら、電話相談や対面相談、勉強会などもご用意していますので、私や認定カウンセラーがご一緒に考えますよ。
夫婦関係を修復するためにするべきこと、これを一言で言うと、「もう一度旦那さんに恋をする」です。恋愛を始めた頃のことを思い出してください。素敵な彼がいたら、胸がときめきましたね。そして、こんなことを一生懸命考えたのではありませんか?
彼はどんな人かな?
彼はどんなことに興味を持っているのかな?
彼は何をしてもらうとうれしいのかな?
彼の好物は何かな?
彼は私のことをどう思っているのかな?
私は彼にふさわしい女性かな?
そして、
彼にこの思いを伝えるにはどうしたらいいのかな?
勉強や仕事が手につかないぐらい、食欲も忘れるぐらい、こんなことを考え、知恵を絞ったはずです。
そして、勇気を持って行動したはずです。
これが恋愛の始まりですね。
「旦那の不倫は本気なので、もう無理」
こんな風に決めてしまうのはまだ早いです。さあ、もう一度旦那さんと本気で新しい恋愛を始めましょう。
☆旦那さまの愛をひとりじめ☆を応援していますよ。