こんにちは、夫の浮気解決カウンセラーの金田秀子です。
ご相談者の中で、旦那さんに無視されていたり、必要以上のことを話しかけられないという方は結構多いです。
そういう時、まず最初に目指すのは会話を増やすことなのですが、そのとき、闇雲に話しかけるのでは返って逆効果なことがあります。
今回は、やってはいけない会話と理想的な会話についてお伝えします。
目次
やってはいけない会話
旦那さんとのコミュニケーションがうまくいっていない時に逆効果になりやすいものは、例えばこんな会話です。
夫「ビールなくなってきたから、今度スーパーに行ったとき買ってきておいて」
妻「うん、わかった。そうそう、この前スーパーでこんなことがあったんだよ」
一見、旦那さんの言葉に乗ってうまく会話を展開させているようにも感じますが、これが問題ない会話だと思っている方は要注意です。
いけないポイントはなに?
なぜこの会話がやってはいけない可能性があるか、3つのポイントを見ていきます。
1.あったことを報告するだけの表面的な会話になっている
関係が良好ではないときの表面的な会話は、とてもわずらわしいものです。
あまり仲良くないご近所さんとの天気の会話や、あまり仕事関係のあまりよく知らない人との雑談などと同じです。
もちろん、表面的な会話も、そこから親しくなって行く最初のステップなので、完全にNGなわけではありません。
ですが、それは、お互いに歩み寄ろうという意思があってのことです。
今、あなたは旦那さんに歩み寄りたいと願っていますが、旦那さんはあなたに歩み寄る意思がありません。
そういった一方通行の状態での表面的な会話は、わずらわしいと感じられてしまうかもしれません。
そうなってしまうと、逆効果です。
2.旦那さんがその話題に興味がない可能性が高い
旦那さんが、「ビール買っておいて」と話した時、奥さんのスーパーでの出来事を聞きたかったか、ということです。
関係が悪いとき、相手に起こった出来事の話を聞きたい人は稀です。
自分に起こった出来事は話題にしやすいものですが、相手がそれに興味がないことも多く、そのときには良好なコミュニケーションを取ることは難しくなりますので、注意する必要があります。
3.旦那さんが会話したくない時はなお危険
旦那さんが奥さんのことを無視するくらい塞ぎ込んでいる場合、奥さんと話したくないと思っていることがほとんどです。
もしくはそこまで関係が悪化していなくても、今はそこまで話したくないということもあります。
そういうときに無理に会話を続けると、旦那さんとしては、面倒だと思ってしまうかもしれません。
なぜやってしまうのか
なぜ、せっかく良いコミュニケーションを取ろうと思っているのにこんな会話をしてしまうのか、それは、会話の目的を見失っているからです。
なんのために旦那さんとコミュニケーションを取るのでしょうか?
それは、旦那さんと良い関係を保つためですよね。それをきちんと意識できていれば、そこまで大きなミスはしなくなります。
それが、焦りや不安から、旦那さんと良い関係を保つためではなく、コミュニケーションを取ることを目的にしてしまうことがあります。
手段と目的が入れ替わってしまうんです。
そうなると、とにかくなんでもいいから会話をしなくちゃいけないと思い、逆効果な会話をしていることに気づかず、深みにはまってしまいます。
会話をするときに忘れてはいけないこと
では、会話するときにどんなことを考えていれば間違いが起きにくいでしょうか?
ポイントは3つ、テーマと内容とタイミングです。
たった3つですがこの3つのどれかひとつでも失敗してしまうと、途端に会話はダメなものになってしまいます。
1.テーマ
テーマとは、主題ですね。何について話しているかです。
話の大枠なので、そこからさらに色々な話題の選択肢があります。一度はじまった会話は、このテーマに則って進みます。
実は、最初に紹介した失敗の会話は、このテーマが噛み合っていません。
旦那さんの「ビールなくなってきたから、今度スーパーに行ったとき買ってきておいて」という言葉のテーマは「ビール」か「買ってくるもの」です。
けれども、奥さんの答えたテーマは「スーパーでの出来事」です。そこにすれ違いが発生してしまっています。
奥さんも「ビール」か「買ってくるもの」にテーマを合わせて答えるほうが、旦那さんとの会話が盛り上がる可能性が高まります。「旦那さんがはじめた会話のテーマを変えない」ということが重要になります。
2.内容
内容は、話す内容です。テーマの中でさらに細分化されたものです。
これは、同じテーマの中なら、ある程度変わっても問題ありません。
旦那さんの「ビールなくなってきたから、今度スーパーに行ったとき買ってきておいて」に対して、
「うんわかった。他に買ってほしいものある?おつまみとか」
と、「買ってきてほしいもの」というテーマの中で、「ビール」という内容から「おつまみ」という内容に変わることができます。さらに「ビール以外のお酒とかも買っておく?」といったように、どんどん内容を変えることができます。
ただ、その内容が、旦那さんの興味がないものだったら、全く意味がありません。旦那さんがビールしか飲まないのに、
「ビール以外のお酒も買う?この間すごい美味しそうな梅酒があってね、今日はそれがセールみたいだから、気になってるんだ」
と話しても、旦那さんの心は動きません。
内容は変わっても問題ないものなので、その時は「あ、この内容は興味ないんだ」と思い、他に興味ありそうな内容に変更するのがベストです。
そして、内容の特徴は、好き嫌いがそこまで頻繁に変わらないことです。ビールについて話したい人が急にビールについて話したくなくなることはあまりないですし、逆に話したくない内容が急に話したい内容になることもあまりありません。
ですから、この人はこの内容が好き、というのをストックしておけば、自然に盛り上がる会話ができるようになっていきます。
3.タイミング
最後はタイミングです。
旦那さんとの関係が良好ならいつどんなときでも話しをしていい訳ではありません。
例えば、旦那さんが高熱でつらくしているとき、大して重要でもない話をしても、「なんでいま?」と思われてしまいます。
他にも、旦那さんが何かに集中しているときや、仕事で重い課題があり悩んでいるとき、機嫌が悪いときなど、夫婦関係の良し悪しとは関係なく、話さないほうが良いタイミングがあります。
さらに注意が必要なのは、良いタイミングではじまった会話でも、急にタイミングが悪くなることがある、という点です。
旦那さんとご機嫌に会話が進んでいても、旦那さんが触れてほしくない内容に触れてしまったり、旦那さんが急に他の用事を思い出したりしたときは、会話をだらだらと長続きさせず、さっと切り上げるのがベストです。
また、逆に、旦那さんがもっと話していたいと思っているタイミングではどんどん話すのがいいですね。
常に今が話すタイミングなのかを気にしながら会話をするのがとても重要です。
・テーマを急に変えない
・相手が興味なさそうなら同じテーマの中で他の内容にする
・話すタイミングは常に意識する
この3つをきっちり意識できると、会話でミスをすることが激減しますから、意識してみてください。
コミュニケーションがうまい人は無意識にやってる
上の項目を読んで「難しくてできそうにないな」なんて思う人もいるかもしれません。でも、これは慣れです。
理想的な会話の例を紹介しますね。
夫「ビールなくなってきたから、今度スーパーに行ったとき買ってきておいて」
妻「うん、わかった。ビールだけでいい?」
夫「うん」
妻「何かほしいおつまみとかあったら言ってね。一緒に買っとくから」
夫「そしたら、柿ピーみたいなおせんべも買っといて」
妻「わかった」
こんな感じです。
そこから、用件以外の内容でも話せそうならそのままお互いが楽しめる会話を続け、無理そうならそこで切り上げる、という判断をしていきます。
そんなに難しい流れではないと思いませんか?
コミュニケーションがうまい人は、これを無意識にやっているだけで、特に頭が良いとか才能があるという訳ではありません。
ですので、ひとつずつ慣れていってください。
まずはテーマを揃えるところからはじめてください、そして相手に合わせて内容を変えたり相手の好きな内容を把握していき、最後にタイミングを意識することができるようになってください。
これが自然にできるようになると、旦那さんだけでなく、全ての人との会話が有意義なものになりますよ。
☆旦那さまの愛をひとりじめ☆を応援していますよ。